
基本方針
当院では「赤ちゃんがほしい」と願う方に、よく相談しながらそれぞれの方に最良の方法を取り入れています。個々の患者さんの希望や背景を把握し一般的には負担の少ない治療からスタートし、段階的に治療のレベルを上げていく「ステップアップ方式」に則っていきます。ほとんどのカップルが、肉体的にも経済的にも負担の少ない治療法を望んでいるはずで、この「ステップアップ方式」が効率的です。
不妊外来の手順
当院では基礎体温をつけていただき検査として、ホルモン検査、卵管造影、精液検査等を確認し、治療としてタイミング指導(超音波を使って排卵日を予測する)、排卵誘発剤(飲み薬、注射)、人工授精(洗浄濃縮法)を行っています。体外受精が必要であった場合は近隣、又はご希望の施設を紹介しています。

子宮の入り口の細胞を綿棒などで採取し検査します。何かのきっかけで内診するときは是非受けて下さい。痛みはほとんど無いはずです。(痛みがあったとしても採血よりは痛くないと思います)当院でも20代30代の子宮頚癌は多数発見しています。平成20年度の統計を参考にして下さい。
平成20年度に吉田クリニックでは4,963件の子宮頸がん検診を行いました。
このうちの34人が子宮頸がん(うち子宮頸がん前癌病変7人)でした。
34人のうち妊娠時に発見した症例は13例でした。
34人のうち30人が40歳以下の若年者でした。
【年齢】
20~25歳 4人
26~30歳 6人
31~35歳 14人
36~40歳 6人
41歳~ 4人
【発見のきっかけ(受診の理由)】
不正出血 2人
妊娠 13人
その他 19人
(がん検診希望、生理不順、生理痛、おりもの、かゆみ、腹痛、不妊、乳房のしこり)
※34人の中で子宮頸がんの症状と思われる不正出血は2名のみで、
その他32人は妊娠など違った受診の理由で発見されました。
上記発見者の経過
若年者はすべて早期発見だったため、命に別状はなく以前と変わらない生活をしています。若年者のうち1人が子宮摘出を余儀なくされましたが、それ以外は早期のため子宮の一部を切除するだけ、又は妊娠中の症例は妊娠終了後に部分切除のみで治癒しています。子宮を温存できた方は妊娠、出産も可能です。
検査による痛みはほとんどありません。
早期発見が一番の治療であることを知ってください。
子宮の奥の細胞を採取し検査します。40歳以上(好発年齢は50歳代でが、最近は若年者も増えています)、月経不順、不妊、肥満、糖尿病、不正出血がある方は受けておいた方がいいでしょう。検査には若干の痛みを伴うことがあるので担当医とよく相談して下さい。
内診では分からない子宮筋腫や卵巣腫瘍を発見します。痛みもなく正確に子宮卵巣の状態を把握できます。婦人科医としては必ず受けてもらいたい検査です。
当院では視触診と超音波検査で検診をしています。マンモグラフィーを希望する方は近隣の施設に紹介しています。
子宮に多く見られる病気で子宮の筋肉に線維状の固まりができる良性の腫瘍です。超音波でミリの単位から発見できます。発生場所によっては月経量が多くなります。本人が気が付いていなくても、筋腫のある場所から重度の貧血を発見することもあります。
一定の大きさを超えると卵巣腫瘍は手術の必要があります。超音波で容易に発見できます。卵巣癌の疑いがある場合は、腫瘍マーカーやCTやMRIを検査をしたり早めに高次医療施設を紹介します。
クラミジア、淋病、トリコモナス、エイズ、梅毒など検査します。その他希望があればご相談下さい。
おりものの異常、かゆみなどがあった場合、膣分泌物培養や性病検査、場合によっては子宮癌検診をします。
強い生理痛を認めるときは、子宮内膜症が疑われますので超音波でよく観察します。手術の必要性がなければ、痛み止めやピルを処方します。ピルはかなり効果を上げています。漢方薬が効果がある方もいます。また、妊娠を希望している方は妊娠が最良の方法ですので(生理が止まるので)それぞれのケースに合わせ適切なアドバイスをします。
超音波で手術の必要のある子宮内膜症があるか検査し、痛み止めやピルを処方します。ピルはかなり効果を上げています。漢方薬が効果がある方もいます。場合によっては妊娠は生理が止まるので良い方法でもあります。適切なアドバイスをします。
排卵がないと不妊の原因になったり、貧血になったりします。基礎体温を付け最低2~3ヶ月に一回は生理が来るように治療しましょう。妊娠を希望する場合は排卵誘発剤が必要な場合があります。
血液検査、ホルモン補充療法や漢方薬、睡眠剤、精神安定剤が治療の中心です。また、更年期障害について十分説明を受けて状態を理解することで(カウンセリング)よくなることもあります。
低容量ピルをお勧めします。ピルが合わない場合は避妊リングをお勧めします。ご希望に添いますのでご相談下さい。
月経周期、予定月経日、行事日程をきき、ピルを服用してもらいます。月経を遅らせる方法、早める方法がありますが、早める方が成功率が高いです。ぎりぎりではなく日程に余裕を持って受診してください
避妊失敗後72時間以内であれば効果があります。失敗してから早い時間に服用した方が効果があります。
やもう得ない事情を抱えていると思います。どうぞご相談にいらしてください。

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